多重債務者、過払い金差し押さえ。芦屋市、滞納税に充当へ

2007年03月20日 15:03

市税滞納者が消費者金融「プロミス」などに支払っている利息の過払い金をめぐり、兵庫県芦屋市が、同社などに対して滞納債権として差し押さえることが19日、わかった。過払い金を差し押さえて滞納税に充当するのは全国でも例がないといい、今後、他の自治体にも同様の動きが広がるとみられる。


市収税課によると、差し押さえるのは市内で自営業を営む40、50代の夫婦の過払い金。約10年前から個人市民税や固定資産税の納付が滞り、延滞金なども含めると約150万円にのぼっていた。


この夫婦が今年2月に同市の納税相談に訪れた際に、資金繰りのために消費者金融や信販会社など計5社から金を借りており多重債務に陥っていることが判明。借入期間も長期間に渡っているため、過払い金が相当額あることがわかった。


プロミスには19日午後に神戸市内の支店を訪れ60万円を差し押さえる。他社も近日中に差し押さえる方針。


過払い金は、債務者が消費者金融などから利息制限法(上限20%)の利率を超える利息で借り入れし、返済が終わったのに返済を続けたために払いすぎた金。最高裁が昨年1月、いわゆるグレーゾーン金利の返済について「借り手の意思で払ったものではない」と判断。過払い金の返還請求訴訟が相次いでいる。

<産経新聞>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070319-00000034-san-soci


このようなグレーゾーン金利による過払い金の返還訴訟は、今後も全国で増加するとみられる。これに伴い、消費者金融の金利は上限を制限されることになり、今日まで過大な利益を得ていた消費者金融は経営判断を迫られるであろう。


 

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