新生銀、あおぞら銀が統合交渉 来年度中めど

2009年04月25日 16:46

大手銀行の新生銀行とあおぞら銀行が、平成22年度をメドに経営統合を検討していることが25日わかった。実現すれば総資産が18兆円を超え、中央三井トラスト・ホールディングスを上回り国内6位に浮上する。昨年来の金融危機の影響もあって、両行とも21年3月期決算では大幅な最終赤字に転落する見通しで、生き残りをかけて規模拡大と競争力強化を目指す。

形態は、共同持ち株会社を設立して両行が傘下に入る案が有力とされ、将来的には合理化の効果を高めるため、合併も視野にあるとみられる。

新生銀の前身の旧日本長期信用銀行と、あおぞら銀の前身の旧日本債券信用銀行は、いずれもバブル経済崩壊後の平成10年に経営破綻して一時国有化され、米投資ファンドなどの支援で再建された。両行とも企業向け金融を専門とする旧長期信用銀行のビジネスモデルからの転換を図り、新規事業に乗り出したが、業務展開は難航している。

新生銀は個人向けに消費者金融業務やネット銀行サービスを強化したが、21年3月期は480億円の最終赤字に転落する見通し。昨年11月には当時の米国人社長が引責辞任し、八城政基会長が社長に復帰する異例の事態にもなった。

あおぞら銀も主力の不動産関連業務が不振に陥り、21年3月期には1960億円もの最終赤字を計上する見通しで、今年2月に前社長が引責辞任した。

両行とも公的資金の返済は完了していないが、金融庁は基本的に統合を歓迎する姿勢とみられる。経営統合が実現しても、新たな収益源の確保は課題だ。

ただ今後の交渉は、両行の大株主である米投資ファンドの意向が焦点。新生銀はJCフラワーズが発行済み株式の33%、あおぞら銀はサーベラスが議決権ベースで50%超を保有しており、両ファンドの意向次第では、交渉が白紙となる可能性もある。


<産経新聞>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090425-00000537-san-bus_all


新生銀行とあおぞら銀行は、一度経営破たんした銀行同士だけに両行とも生き残りに必死である。


 

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