結婚して苗字が変わったら債務整理はどうなるのですか

2015年1月13日 18:05

結婚して苗字が変わっても、債務整理はできます。

ただし、借りているローンの名義が結婚前の苗字の場合には、同一性を識別できなくなります。

金融機関や貸金業者、また、全ての契約情報を登録している信用情報登録機関では、氏名と生年月日、住所をもとに同一性を識別しているためです。

結婚すると苗字だけでなく、新居に引っ越し、住所も変わっているケースが多いのではないでしょうか。

ますます、識別が困難となるため、債務整理を弁護士や司法書士に依頼する場合には、結婚により苗字や住所の変更がある旨を告げ、金融機関や貸金業者に登録している旧姓と旧住所または契約当時の住所を伝えておくことが必要です。

同一性を確認するために、戸籍謄本や住民票等の提出を求められることもありますので、その際には直ぐに用意できるようにしましょう。

弁護士や司法書士に依頼している場合には、委任状の付与により、代理人として取得してもらうこともできます。

さて、結婚後に債務整理を行う場合、それ以外にも問題が生じます。

苗字の変更は形式的なことであり、実はそれほど問題ではありません。
もっと、重要なのは債務整理ができる状況にあるかです。

たとえば、任意整理や特定調停、個人民事再生を選択する場合、借金は減額されますが、減額された債務をその後、3年の間で分割返済しなければなりません。

そのため、この手続きを利用するには、一定の収入や資力のあることが求められます。

特に女性に多いのですが、結婚して仕事を辞めて専業主婦になるようなケースでは、定期的な収入が入ってこなくなるため、個人民事再生などを行える条件をそもそも満たさなくなってしまいます。

これに対して、自己破産は債務の返済義務はなくなり、借金は帳消しになります。

ですが、マイホームやマイカーなどの財産は競売にかけられ、失うことになります。

これは男女ともにいえることですが、結婚で共有名義で住宅を取得しているといった場合、その持ち分が競売され、他人との共有になってしまうので注意しなければなりません。

 

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