特定調停と債務整理の違い

2015年5月 6日 17:35

col20150506.jpg債務整理というと、一般的には任意整理をイメージされる方が多いかもしれません。
では、この任意整理と特定調停の違いはどのようなものなのでしょうか。

まず、任意整理というのは、裁判所などを介すことなく、債務者が直接、債権者に交渉して、債務の減額や返済方法の変更を願い出るものです。

債権者が合意してくれれば、その内容を書面にして、その内容通り返済をしていきます。
債務が複数ある場合でも、全ての債権者と交渉する必要はなく、高金利のローンだけを選んで交渉することも可能です。

一方で、特定調停は簡易裁判所を通じて行います。
原則として、全ての債権者を相手に行い、簡易裁判所にお互いに出頭して話し合いを行います。

話し合いの席に、調停委員という専門知識を持った第三者が同席してくれるのが、任意整理との大きな違いです。

一般的にお金を借りている債務者は、債権者に対して弱い立場にあります。
借りる際には利息を付けて必ず返済しますという約束をしているにもかかわらず、それができなくなったから減額しろというのは、債権者からしてみれば虫のいい話です。

それを交渉して合意に至れるかは、実はなかなか債務者だけでは難しいものがあります。
ですが、調停委員が間に入ってくれることで、交渉がスムーズに進められます。

どのような交渉をしていいのか分からない方でも、調停委員があなたの状況を見て、調停案を提案してくれるので安心といえるでしょう。

特定調停が成立すると、調停調書が作成されます。
合意に至った内容を書き記すものですが、この調停調書には任意整理の際に作成する合意書と異なり、確定判決と同様の強制執行力が付与されます。

これはどういうことかというと、もし、あなたが合意通りの返済ができなくなった場合、債権者はこの調停調書によって、直ぐにあなたの財産を差し押さえたり、競売にかけたりできることを意味します。

任意整理の合意書には、ここまでの効力がなく、強制執行力は働きません。

 

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