住宅ローンと借金を相続する必要がありますか?


相談者 かず さん
性別 男性
年齢 24歳
家族 未婚
就業 正社員
勤続年数 2年
年収 400万円
住宅ローン
自動車ローン
住宅ローン:2880万円、自動車ローン:50万円
ローン(上記以外) 借入件数:2件、借入金額:140万円、毎月の返済額:8万円
借金の原因 治療費、母親の借金

社会人2年目で医療関係の仕事をしています。
今年に入り母親の調子が悪くなり、入退院、手術を行い、三ヶ月前に他界しました。

その結果、住宅ローンを自分と組んでいたため相続をすることになり、そのとき借金があることがわかりました。

その借金と自分の住宅以外のローンとまとめることは可能でしょうか?

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借金の相続について確認し、おまとめローンと合わせてほかの方法も検討しましょう。

かず様、はじめまして。
ファイナンシャルプランナーの内田ふみ子です。

お母様が他界されたとのこと。お悔やみ申し上げます。
借金が残されていることが明らかになって、これからの生活にも不安を感じておられると思います。

お住まいと住宅ローンも相続されるとのことですね。相続の仕方についても確認し、借金の対策を考えていきましょう。

借金を相続する場合としない場合がある

亡くなった方の財産を相続する仕方には3つあります。

1 単純承認
 預金や不動産などプラスの資産も、マイナスの資産、すなわち借金も合わせて相続します。

2 限定承認
 プラスの資産とマイナスの資産の両方が残された場合、プラスの資産の範囲でマイナスの資産を相続します。

3 相続放棄
 相続財産のすべてを放棄します。借金だけでなくほかの資産も放棄します。

 つまり、借金だけを放棄して、プラスの財産だけを相続する、ということはできません。また、借金が多ければ、相続しないことも可能だということです。

 ただし、限定承認と相続放棄は相続が発生したことを知った日から3か月以内に手続きをしなければなりません。

 かず様の場合、お母様と住宅ローンを一緒に組まれたということですから、お住まいもお母様と共有名義になさっていると思います。お母様の持分をかず様が相続するのであれば、住宅ローンやほかの借金も相続することになります。

 文面では、ほかに相続人がいらっしゃらないようなので、かず様おひとりが相続するとの前提で考えていきます。

住宅ローンの借り方を確認する

 「住宅ローンを自分と組んでいた」とのことですが、正確にはどのような契約になっているでしょうか。

 たとえば、親子リレーローンであれば一般に、親がローンの借り手(契約者)で、子が連帯債務者になっています。親が返済できなくなったら、連帯債務者である子どもがローンを引き継がなければなりません。

 ただ、団体信用生命保険に加入していれば、亡くなったときは残りのローンは保険で弁済されます。

 もしお母様がこの保険に加入していれば、かず様の負担は大幅に軽くなります。そうではなく、お母様と収入を合算して住宅ローンを申し込み、かず様が契約者となっていれば、保険はお母様ではなくかず様が加入していると思われます。その場合は、住宅ローンはそのまま返済を続けることになります。

まだ契約関係や保険を確認していないのであれば、早急に金融機関に問い合わせてください。また住宅ローン減税(住宅借入金等特別控除)も該当するなら、忘れずに手続きをして税の還付を受けましょう。

おまとめローンと、ほかの方法も合わせて検討する

 住宅ローンの負担がそのままで、お母様の借金も返していくとすれば、負担はかなり重くなるのではないでしょうか。おまとめローンに申し込むことはできると思われますが、住宅ローンを抱えている分、審査も厳しくなるかもしれません。

おまとめローンで金利が軽減されて生活が成り立つのであればそれでもよいのですが、ほかの方法も検討してみましょう。

1 借金の返済が終わるまで、住宅ローンの返済額を少なくしてもらう。
  金融機関の審査次第ですが、この場合、返済期間が延びたり、最終的な支払い総額が増えることもあります。

 2 車を処分して、自動車ローンを完済する。
  車が必需品かどうか、時価はいくらになるかによります。もし、車を手放すことができれば、車にかかる経費もなくなり、お金のやりくりは楽になります。

 3 思い切って、住まいを任意売却する。
  持ち家はローンだけでなく、固定資産税の支払いが毎年発生します。売却してもローンが残ることもありますが、安い家賃のところに引っ越して、返し続けていけるのであれば、これも選択肢となります。

 おまとめローンや、上記1~3の方法を合わせても生活ができないのであれば、借金の任意整理をしたり、今のお住まいにこだわるなら、住宅ローン以外の借金を大幅に圧縮する個人再生で債務整理をすることを検討しなければならないでしょう。

 お知らせいただいた情報では、このようにいくつかの可能性が考えられます。かず様はまだお若く、たとえ車や住まいを手放したとしても、借金さえ返せば、また買うことはできます。今は、借金のためにあらたに借金を重ねたり、健康を害するような生活をしないで済む方法を選択してください。

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